【1月6日 AFP】ドイツ・ブンデスリーガ1部、バイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)のジョゼップ・グアルディオラ(Josep Guardiola)監督が5日、今季限りで退任する理由はイングランド・プレミアリーグで指揮を執るためだと明言した。

 来季からカルロ・アンチェロッティ(Carlo Ancelotti)氏にチームを引き継ぐことが決定しているグアルディオラ監督は、昨年12月20日に退任を発表して以来、初めて記者会見に臨み、「イングランドで指揮を執りたい」と表明した。

 45歳の誕生日を今月に迎えるグアルディオラ監督は、「私にはイングランドに行く可能性がある。今がその時期だ」と語っている。

「契約を更新しなかった唯一の理由は、自分が新たな挑戦を望んでいるからだ。イングランドからいくつかオファーが届いているが、まだどのクラブとも契約はしていない」

「もし自分の年齢が60歳くらいであれば、バイエルンに残っただろう。だけど、私はまだ若いし、新しい挑戦を必要としているんだ。それは夢の一つなんだ。バイエルンには本当に感謝している」

 スペイン1部リーグのFCバルセロナ(FC Barcelona)を率いた経歴を持つグアルディオラ監督には、ジョゼ・モウリーニョ(Jose Mourinho)監督を解任したチェルシー(Chelsea)や、マヌエル・ペジェグリーニ(Manuel Pellegrini)監督との契約が2017年まで残るマンチェスター・シティ(Manchester City)の監督就任がうわさされている。

 チェルシーは現在、フース・ヒディンク(Guus Hiddink)氏が暫定監督を務めているが、一部報道によると、オーナーのロマン・アブラモビッチ(Roman Abramovich)氏は過去にグアルディオラ監督の招へいに動いており、モウリーニョ前監督の後任候補として考えているとされている。

 しかし、ブックメーカーはシティをグアルディオラ監督の新天地として本命に挙げている。シティのフロントにはバルセロナでグアルディオラ監督と一緒に働いたフェラン・ソリアーノ(Ferran Soriano)氏とチキ・ベギリスタイン(Txiki Begiristain)氏がいる。(c)AFP