■メディアの対応は不公平

 多くのサポートを受けるファン・ハール監督だが、オーナーのグレーザー(Glazer)家に関しては、ボクシングデー(26日)のストーク戦か、第19節のチェルシー戦に敗れた場合、ファン・ハール監督に見切りをつけるとみられている。

 それでもファン・ハール監督は、メディアの対応が不公平だと述べ、「私はすでに解任されたようだ。そういう記事を見た。そして同僚(モウリーニョ氏)がすでに着任しているんだって」と皮肉った。

「私の妻と子どもはどうなる?私の孫は?そしてマンチェスター・ユナイテッドのファンは?友人は?どう思うんだ?」

「(メディアには)いろんなことを勝手に報じられている。アーセン・ベンゲルも似たようなことを言っていたな」

「そんな状況で報道陣の前に立ちたいと思うか?この場(取材スペース)にいるのは、プレミアリーグの規則だからだ。君らの前で話さなければならない」

「でも一つ言えるのは、私の発言は、君たちによって勝手な文脈に組み込まれるんだ。そしてもう一つ。私は選手たちに自信を持たせるため、努力している」

 ファン・ハール監督は21日、選手たちとのクリスマス昼食会の中で、調子を上げるよう呼びかけるのと同時に、元選手やファン、メディアからの批判に耐えるよう助言したという。

「選手やスタッフとクリスマス昼食会を開催して、話をしたけど、練習施設のカーリントンでは人々の温かさやサポートを感じたよ」

「しかしメディアからはそれを感じないし、そういう記事を書いてくれるとも思えない」

「今は順位を落としているけど、4週間前にはリーグ1位だった。だから4週間後にはそこに戻れる」

(c)AFP/Mike Whalley