【11月28日 AFP】15-16NBAは27日、各地で試合が行われ、フィラデルフィア・セブンティシクサーズ(Philadelphia 76ers)は114-116でヒューストン・ロケッツ(Houston Rockets)に敗れ、北米プロスポーツ史上最長となる27連敗を喫した。

 第4クオーターに激しい追い上げをみせたものの、セブンティシクサーズはシーズンをまたいだ形での27連敗を止めることができなかった。

 セブンティシクサーズでは、ともに元ロケッツのアイザイア・カナーン(Isaiah Canaan)とロバート・コビントン(Robert Covington)がチームの攻撃をけん引。カナーンは3ポイントシュートを4本成功させるなど23得点を稼ぎ、コビントンは28得点7リバウンド8スティールを記録した。

 これで球団史上最悪の開幕17連敗を喫したセブンティシクサーズ。レギュラーシーズンでは、今年3月のデンバー・ナゲッツ(Denver Nuggets)戦を最後に勝利から見放されており、27連敗は北米プロスポーツ史上最長記録になる。

 北米スポーツでは、米ナショナル・フットボール・リーグ(NFL)のタンパベイ・バッカニアーズ(Tampa Bay Buccaneers)が、1976年から77年にかけて記録した26連敗が最長だった。

 バッカニアーズは1976年に14連敗すると、翌77年はニューオーリンズ・セインツ(New Orleans Saints)に勝利するまで開幕12連敗を喫していた。

 一方、勝利したロケッツは、ジェームス・ハーデン(James Harden)が今シーズン最多の50得点を挙げる活躍をみせ、セブンティシクサーズに引導を渡した。

 ハーデンがロケッツで1試合50得点以上を記録したのはこれが通算3回目となり、アキーム・オラジュワン(Hakeem Olajuwon)氏、モーゼス・マローン(Moses Malone)氏、エルビン・ヘイズ(Elvin Hayes)氏の通算2回を上回り、球団史上最多となっている。(c)AFP