【11月21日 AFP】15-16フィギュアスケートグランプリ(GP)シリーズ第5戦、ロシア杯(Rostelecom Cup 2015)は20日、モスクワ(Moscow)のルジニキ・オリンピック・コンプレックス(Luzhniki Olympic Complex)にあるスモール・スポーツ・アリーナ(Small Sports Arena)で男子シングル・ショートプログラム(SP)が行われ、地元のアディアン・ピトキーエフ(Adian Pitkeev)が87.54点で首位に立った。

 17歳のピトキーエフは、昨シーズンの欧州選手権(ISU European Figure Skating Championships 2015)で7位、GPシリーズ開幕戦のスケート・アメリカ(Progressive Skate America 2015)で6位だった伏兵だが、日本人作曲家はまたけし(Takeshi Hama)の楽曲『Pain』と、シークレット・ガーデン(Secret Garden)の『Appassionata』に合わせた見事なスケーティングで首位に躍り出た。

 0.55点差の2位には、世界選手権(ISU World Figure Skating Championships 2015)覇者のハビエル・フェルナンデス(Javier Fernandez、スペイン)がつけている。

「ここでの演技にとても満足しています」としたピトキーエフは、「滑走前にいくつか問題がありましたが、なんとか地元の観客の前で気持ちをコントロールすることができました」と話している。

「次は、フリースケーティング(FS)で同じくらい高いレベルの演技ができるよう、集中しなければなりません。明日は、すべてがうまくいくことを願っています」

 米国のロス・マイナー(Ross Miner)が、85.36点で3位につけており、日本の小塚崇彦(Takahiko Kozuka)は、69.61点で8位発進となっている。(c)AFP