■ブリント監督も同調

「あの恐ろしい衝撃的な夜に、われわれは(パリの)ロッカールームで過ごしながら、疑問に思った。『火曜日(17日)の試合は行えるのか?』と。そして、選手たちと話し合った」

「土曜日(14日)に帰国した時は、試合は不可能であり、行うべきではないと思っていた」

「事件で受けたショックを克服しなければならず、恐れもあった。しかし、日曜日(15日)に再度話し合った結果、試合を行うべきだということがはっきりした。それが、自由と団結を明確に示すことになるからだ」

「もちろん、われわれは犠牲者とそのご家族に思いを寄せていく」

 オランダ代表のダニー・ブリント(Danny Blind)監督も、レーブ監督の考えに同調し、ハノーバーでの試合で連帯のメッセージを示すべきだとしている。

 ブリント監督は同日、「これを最初に言うのは私ではないが、われわれは意志を示す必要がある」と語った。

「犠牲者と生存者、そしてフランスの人々のためだけでなく、自由と民主主義、そして団結のためだ」

「これは、チームのラインアップやシステムを問題にするべき試合ではない。思いやりと結束が問われているのだ」

「これはテストマッチではなく、あらゆる意味においての親善試合だ」

(c)AFP