【11月4日 AFP】(一部更新)サッカーフランス代表で、スペイン1部リーグのレアル・マドリード(Real Madrid)に所属するカリム・ベンゼマ(Karim Benzema)が4日、同国代表チームの同僚マチュー・ヴァルブエナ(Mathieu Valbuena)が写った「セックステープ」が関連した恐喝事件に絡み、仏パリ(Paris)近郊で逮捕された。捜査関係者がAFPに明らかにした。

 4日早朝、パリ郊外ベルサイユ(Versailles)の警察署に到着したベンゼマが勾留されたことを、現地検察当局が認めた。詳しい情報には触れていない。

 捜査関係者によるとベンゼマは、10月初めのチームミーティングでヴァルブエナに対して「セックステープ」のことを話したという。ヴァルブエナを恐喝していた容疑者らは、ベンゼマを計画に引き込むためにベンゼマの親族に接触したとみられている。

 捜査当局は、チームミーティングでのベンゼマの発言がヴァルブエナをからかう意図だったのか、あるいは恐喝に対して金を払うよう説得するためだったのか、テープについてどれほど知っていたのかなどを判断するため、調べを続けている。

 ヴァルブエナ恐喝事件については7月に捜査が始まり、サッカー選手と交友のある容疑者3人が10月に訴追、勾留された。有罪の場合、最高で禁錮5年が言い渡される可能性がある。事件をめぐって、サッカー元フランス代表のジブリル・シセ(Djibril Cisse)も先月、警察に事情聴取されたが、すぐに釈放されていた。(c)AFP