【1月31日 AFP】未成年者を買春したとして起訴されたサッカーフランス代表のフランク・リベリ(Frank Ribery)とカリム・ベンゼマ(Karim Benzema)は30日、パリ(Paris)の裁判所から無罪判決を言い渡された。

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 この裁定により法的手続きは終了し、今年6月に開催されるW杯ブラジル大会(2014 World Cup)の2選手の出場の道が開けた。また、リベリの義兄弟も、元コールガールのザヒア・デハール(Zahia Dehar)さんに対する、いわゆる「ザヒア買春疑惑」での嫌疑が晴れた。

 しかし判事は、リベリとベンゼマに買春をあっせんした5名のうち4名に関しては実刑判決を下している。

 リベリの弁護士によれば、無罪判決が言い渡された際、リベリは「鳥肌が立った」という。同弁護士は続けて、「しかしながら、この事件は多少の傷跡を残す結果となり、多くの人間が傷ついた。罪にはならなくとも、人は人生において過ちを犯すものだ」とも付け加えた。

 一方、ベンゼマの弁護士は、ついに“無意味”な裁判が終わったことをベンゼマが喜んでいることを明かした。

 また、「カリムは無実を主張してきた」と話し、この裁判が彼にとって「悪夢」であったことを述べた。(c)AFP/Sylvain PEUCHMAURD