【10月25日 AFP】(一部更新)米オクラホマ(Oklahoma)州で24日、パレードを見ていた観客にスピードを出した車が突っ込み、2歳の男児を含む4人が死亡、44人が負傷した。

 事故があったのはオクラホマ州立大学(Oklahoma State University)のホームカミング・パレード中で、車を運転していた25歳の女が飲酒運転で逮捕された。

 同州スティルウオーター(Stillwater)の警察によると、2歳の男児は事故で負傷し搬送先の病院で死亡。別の3人は現場で死亡が確認されたという。また警察は当初、負傷者を22人と発表していたがその後、倍の44人とした。負傷者のうち8人が重体だという。

 現地紙スティルウオーター・ニュース・プレス(Stillwater News Press)が報じた1人の目撃者の証言によると、観客らは当初、車がパレードの一部だと思ったが、その後パニック状態になった。「(はねられた)人々は、まるで人形のように10メートルほど空中に飛ばされていた」という。

 米国では多くの大学で、現役学生と卒業生らのための祝賀行事としてホームカミングが毎年開催される。地元の放送局「ニュース・オン・6(News On 6)」によると、中でもオクラホマ州立大学のホームカミングは米国でも最大級で、毎年何万人が参加する。(c)AFP