【10月12日 AFP】トルコの首都アンカラ(Ankara)で10日に発生し97人が死亡した連続爆発事件について、アフメト・ダウトオール(Ahmet Davutoglu)首相は12日、イスラム過激派組織「イスラム国(Islamic StateIS)」の犯行との見方を最有力視して捜査が行われていると語った。

 ダウトオール首相は現地NTVテレビに対し「事件の発生状況から見て、ダーイシュ(Daesh、ISのアラビア語名の略称)を最も優先して捜査している」と述べた。また爆破は間違いなく2人の自爆犯によるものだと述べた上で「爆破犯のうち1人の特定には近づいており」、それが背後の組織の特定にも役立つだろうと語った。

 ただし同首相は、当局がISの他に、クルド人武装組織「クルド労働者党(Kurdistan Workers' PartyPKK)」と極左グループ「革命人民解放党・戦線(Revolutionary People's Liberation Party–FrontDHKP/C)」の2組織も「参考として」捜査中だと述べた。(c)AFP