【9月30日 AFP】サウジアラビア主導の連合軍は30日、イエメンの反政府勢力へ武器を輸送していたイランの漁船をアラビア海(Arabian Sea)で拿捕(だほ)したと発表した。

 連合軍は声明で、オマーンの港湾都市サラーラ(Salalah)から150カイリ離れた海域で26日に船舶を拿捕したと発表。船にはイラン人14人が乗り、対戦車用の砲弾などの武器が積まれていた。船内の書類から同船がイランで登録された漁船であることが分かったという。

 連合軍側はこれまでにも、首都を含むイエメンの大半の地域を掌握しているイスラム教シーア派(Shiite)系反政府武装勢力フーシ派(Huthis)にイランが武器を供与していると繰り返し非難している。だが連合軍は過去6か月間の海域と空域の封鎖にもかかわらず、イランによるフーシ派への武器供与の証拠を示していなかった。(c)AFP