【9月27日 AFP】15MLBは26日、各地で試合が行われ、トロント・ブルージェイズ(Toronto Blue Jays)は10-8でタンパベイ・レイズ(Tampa Bay Rays)を下し、22年ぶりのプレーオフ進出決定に花を添えた。

 大リーグ史上最長となる22年間のプレーオフ出場がなかったブルージェイズは、ア・リーグ東地区で2位のニューヨーク・ヤンキース(New York Yankees)に4ゲーム差をつけ首位に立ち、3連勝とする中でこの試合に臨み、ホゼ・ボーティスタ(Jose Bautista)が2本塁打、ラッセル・マーティン(Russell Martin)が1本塁打を放った。

 しかし、地区優勝、さらにはカンザスシティ・ロイヤルズ(Kansas City Royals))を追い抜いてのア・リーグ最高勝率を狙うブルージェイズは、この試合を前にすでに少なくともワイルドカードでのプレーオフ進出が決まっていたことが明らかになった。

 入りくんだ複雑な計算が裏にはあった。25日の試合を終えて、ブルージェイズはワイルドカード2位に入るためのマジックが1になっているとされていた。

 しかし、ア・リーグ西地区のテキサス・レンジャーズ(Texas Rangers)、ヒューストン・アストロズ(Houston Astros)、ロサンゼルス・エンゼルス・オブ・アナハイム(Los Angeles Angels of Anaheim)の3球団の直接対決の関係から、少なくともこの3チームのうち1チームが、ワイルドカードの枠を争う中で、ブルージェイズに追いつけないことが明らかになった。

 26日の朝、ブルージェイズの公式ツイッター(Twitter)は、「今日勝利すれば、2015年のプレーオフ進出が正式に決まります!」としていたが、その数時間後に大リーグ側からの通達を受け、「プレーオフ進出!」と発表した。

 ブルージェイズが最後にプレーオフに進出したのは、2度目のワールドシリーズ制覇を遂げた1993年となっていた。

 この日、球場入りするまでポストシーズン進出を知らなかったブル-ジェイズのジョン・ギボンズ(John Gibbons)監督は、「みんな喜んでいた。長かったが、選手は素晴らしい働きをしている。この2か月は特によくやっている。良い気分だ。とはいえ、われわれはより上を目指している」とコメントしている。

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