【9月15日 AFP】ドイツの新聞各社が難民向けにアラビア語の案内書を発行したことに続き、首都ベルリン(Berlin)市内の公共交通機関が、シリアの亡命希望者の助けを借り、アラビア語の路線図を作成した。

 ベルリン交通局(BVG)が発行した小冊子には、ベルリンの主要な地下鉄駅の名称や公共交通機関についての基本情報などがアラビア語で書かれている。

 BVGによれば、翻訳は全て、数週間前にベルリンに到着したばかりのシリア難民の男性が、市内モアビット(Moabit)地区を拠点に活動しているボランティアグループ「Moabit helps!」のメンバーとともに行ったという。

 BVGは声明で、「2人はボランティアとして、週末を費やして作業を行った」としている。

 ジグマル・ガブリエル(Sigmar Gabriel)副首相によれば、ドイツは今年、難民最大100万人を受け入れる見通しという。(c)AFP