【9月6日 AFP】サッカースペイン1部リーグの強豪レアル・マドリード(Real Madrid)は5日、スペインへ流入する難民を支援する活動に、100万ユーロ(約1億3000万円)を寄付すると発表した。

 レアルは声明で、「レアル・マドリードは、スペインが受け入れる難民を支援するため、100万ユーロを寄付することを公表する」と発表した。

「社会貢献への責任感に従い、クラブは戦争や死から逃れるために自分たちの住居から離れざるを得なかった人たちを支援するため、このことを決定した」

 レアルは2日、2014-15シーズンの総収入が、史上最高額となる6億6060万ユーロ(約877億円)に達したことを発表していた。

 クラブはまた、難民の若者にスポーツ用品を提供すること、難民受け入れを監督する委員会にクラブ施設を貸し出すことも予定している。

 欧州全域で課題となっている難民の流入に対しては、レアルの他にも、スポーツ界からここ数日で続々と救いの手が差し伸べられている。

 ドイツではバイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)が3日、レアルと同じく100万ユーロを寄付するとともに、市当局と連携して「トレーニングキャンプ」を設置し、子どもたちにドイツ語の授業や食事、サッカーの用具を提供すると発表した。

 また国際オリンピック委員会(IOC)も、200万ドル(約2億4000万円)の基金を緊急で設立することを宣言した。(c)AFP