【9月4日 AFP】2016年米大統領選挙の共和党指名候補争いトップの不動産王、ドナルド・トランプ(Donald Trump)氏(69)は3日、共和党への忠誠を誓い、指名争いで敗れた場合でも無所属や第三党からの出馬はしないと宣言した。

 米ニューヨーク(New York)にある自身所有の高層ビル「トランプ・タワー(Trump Tower)」で記者会見したトランプ氏は、宣誓書を掲げ「私は共和党と、党が支持する保守主義に忠誠を誓う」と宣言。「いかなる状況でも、この誓いを破ることはない」と述べた。

 モンマス大学(Monmouth University)が行った最新の世論調査で、トランプ氏は他の共和党候補を30%引き離して首位に立っている。

 共和党内では、同氏が独立候補として出馬した場合に共和党支持者の票が分散し、民主党の最有力候補者ヒラリー・クリントン(Hillary Clinton)氏を楽に当選させてしまうのではないかとの懸念が広がっていた。(c)AFP/Jennie MATTHEW