【8月21日 AFP】国際サッカー連盟(FIFA)は20日、汚職問題を一掃するための改革委員会の第1回会合を9月2日と3日に開催すると発表した。

 一連の汚職疑惑で多くの重役が逮捕された問題で退任するジョセフ・ゼップ・ブラッター(Joseph Sepp Blatter)が設置したFIFA改革委員会の初会合は、スイス・ベルン(Bern)で開かれることになった。

 改革委員会のフランソワ・カラード(Francois Carrard)委員長は声明で、「2016年FIFA改革委員会は、スイスの首都ベルンで2015年9月2日から3日まで開かれることになりました」と述べた。

「今回は、当委員会についてこれ以上コメントすることはありません」

 スイス出身の弁護士で77歳のカラード氏は、2002年ソルトレークシティー冬季五輪で収賄スキャンダルに見舞われた国際オリンピック委員会(IOC)の改革に手腕を発揮した。

 FIFAは現在、5月に実施された総会の前日にチューリヒ(Zurich)のホテルで職員7人が逮捕される事態に発展した汚職問題に揺れている。

 さらにFIFAは声明で、9月24日から25日に開かれる定期理事会では、改革委員会が仮の改革案を提出することになっていると述べた。(c)AFP