【8月3日 AFP】国際サッカー連盟(FIFA)のジョセフ・ゼップ・ブラッター(Joseph Sepp Blatter)会長が間もなく辞任することを理由に、国際オリンピック委員会(IOC)の委員の座を退くことが3日、決まった。

 汚職スキャンダルに揺れるFIFAの会長を務めるブラッター氏は、マレーシア・クアラルンプール(Kuala Lumpur)でこの日行われたIOC総会で、委員選挙に再立候補をすることはなかった。

 ブラッター氏は、FIFAの新会長選が行われる来年2月26日に会長の座を退く意向を示している。

 IOCのトーマス・バッハ(Thomas Bach)会長は、ブラッター氏が「7か月後に退任することもあって、今後8年の任期のために再立候補することは適切ではないと考えている」と明かした。

 この日、ブラッター氏の他7人が再立候補を見送っている。

 1999年からIOCの委員に名を連ねるブラッター氏は、今総会には出席していない。(c)AFP