【8月2日 AFP】男子テニス、ベット・アット・ホーム・オープン(bet-at-home Open-German Tennis Championships 2015)は1日、シングルス準決勝が行われ、大会第1シードのラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)は6-1、6-2で第4シードのアンドレアス・セッピ(Andreas Seppi、イタリア)に快勝し、決勝進出を決めた。

 29歳のナダルは、2日の決勝で世界ランク32位のファビオ・フォニーニ(Fabio Fognini、イタリア)と対戦する。

 第8シードのフォニーニは、今季のナダルを苦しめており、リオ・オープン(Rio Open presented by Claro hdtv 2015)とバルセロナ・オープン(Barcelona Open Banc Sabadell 2015)で同選手を破っている。

 ナダルにとっては、これがハンブルク(Hamburg)で3度目、キャリア通算96度目の決勝進出になり、ロジャー・フェデラー(Roger Federer、スイス)を破って優勝した2008年以来の大会制覇を目指す。

「このままの良い調子でプレーしたいし、今日の勝利を楽しむよ」としたナダルは今シーズン、全仏オープンテニス(French Open 2015)で連覇を逃すと、世界ランクでもここ10年で最低の順位に後退している。

「僕にとっては大事なポイントになる。(準優勝の)300ポイントでも、ATPワールドツアー・ファイナル(ATP World Tour Finals 2015)の出場に向けては重要だ。今日のような試合ができると、自信がつくし、自分のやっていることに対してのモチベーションが上がる」

 現在世界ランク10位のナダルは、今季クレーでの戦績を25勝6敗に伸ばし、2004年以降はシーズンに最低1つ手にしてきた欧州のクレータイトルを、今年も奪取したいと意気込んでいる。

 男子プロテニス協会(ATP)のウェブサイトは、「立ち上がりから素晴らしいプレーができた。数本のウイナーを決めた最初のゲームからね」というナダルのコメントを掲載している。

「今日はコート上で気持ちよくプレーできた。ボールをしっかりと感じることができたし、バックハンドのトップスピンや、ダウンザラインへのフォアハンドは、自分にとって非常に大事なショットだった。全体的に良い試合だったと思う」

「すべての勝利が大事なんだ。特に浮き沈みの激しかった今年は、すべてのプレー向上が重要になってくる。非常に高いレベルで戦えた」

「ミスを少なくして、最高のバックハンド、最高のフォアハンド、ウイナー、スピードの加減、方向転換といった点をしっかりできたことに、すごく満足している。素晴らしい試合ができたと思う」

(c)AFP