【7月17日 AFP】ナイジェリア北東部ゴンベ(Gombe)州の州都ゴンベの市場で16日、ほぼ同時に2件の爆発が起き、救急当局によると少なくとも49人が死亡、71人が負傷した。重傷者が多いため死者数は増える恐れがあるという。

 イスラム教の断食月「ラマダン(Ramadan)」明けの祝祭「イード・アル・フィトル(Eid al-Fitr)」の前日に当たり、市場は祝祭用の品々や食料を買い求める人たちで賑わっていたという。

 犯行声明はこれまでのところ出ていないが、ゴンベでは数か月前から市場やバスターミナル、競技場などを狙った自爆攻撃が相次いでいる。また、隣接するボルノ(Borno)州、ヨベ(Yobe)州、アダマワ(Adamawa)州では2009年以降、イスラム過激派組織「ボコ・ハラム(Boko Haram)」の襲撃が最も激しい地域だ。

 ボコ・ハラムによる死者は既に1万5000人を超えている。(c)AFP/Aminu ABUBAKAR