【7月12日 AFP】ギリシャへの金融支援を協議するためベルギー・ブリュッセル(Brussels)で11日に開かれたユーロ圏財務相会合(ユーログループ、Eurogroup)は結論が出ないままいったん終了し、12日午前に改めて協議することになった。

 国民投票で否決されたものと似た内容の改革案を改めて提出したギリシャ政府に対する疑念が広がっている中、イェルン・デイセルブルム(Jeroen Dijsselbloem)議長(オランダ財務相)はギリシャの信頼性について話し合ったが結論は出なかったと述べた。

 財務相会合の結論を踏まえて12日夜に開かれる欧州連合(EU)28か国の緊急首脳会議でギリシャ支援策を決め、これがギリシャをユーロ圏に残留させる最後のチャンスになるとみられていたが、マルタのジョゼフ・ムスカット(Joseph Muscat)首相は財務相会合で結論が出なかったため12日は「長い1日になるだろう」と述べた。(c)AFP/Danny KEMP, Bryan McManus