【7月8日 AFP】ミャンマー選挙管理委員会の当局者は8日、11月8日に総選挙を実施すると発表した。アウン・サン・スー・チー(Aung San Suu Kyi)氏率いる同国の最大野党・国民民主連盟(NLD)が25年ぶりに参加する歴史的な選挙となる見通しだ。

 ミャンマー政府は、2011年に軍事政権が民政移管して以降、数々の改革を実施してきた。今回の発表で、長く期待されてきた選挙への口火が切られる。

 NLDは、スー・チー氏が自宅軟禁下にあった1990年の総選挙で圧勝したが、軍事政権が結果を拒否。その後、軍事政権下のミャンマーは長年、国際的に孤立していた。

 スー・チー氏は自宅軟禁下で約15年間を過ごし、前回の2010年の総選挙の際も軟禁は続いていた。10年の総選挙は、NLDからボイコットされた他、不備や不正を非難する声が相次いでいた。(c)AFP/Hla-Hla HTAY