【6月28日 AFP】サッカーブラジル代表のドゥンガ(Dunga)監督は27日、コパ・アメリカ(2015 Copa America)でまさかの準々決勝敗退に終わった原因は、選手たちが謎のウイルスに感染したからだと主張している。

 ドゥンガ監督は試合後、15人の選手がウイルスに感染した影響で体調不良となり、パラグアイ戦に向けて満足な準備ができなかったと明かした。

 ドゥンガ監督は、「言い訳する気はないが、15人の選手が体調不良になり、十分な練習ができなかった」とコメントした。

「選手数人が頭痛や腹痛、体に痛みを感じ、そのほかの選手は嘔吐したり、倦怠感を訴えたりしていた。だから練習を制限せざるをえなかった」

「今日の試合ではスピードに乗った展開が必要だった。だけど、われわれにはそれができなかった」

 しかし、フィリペ・ルイス・カスミルスキ(Filipe Luis Kasmirski)が報道陣に対し、チームメートがウイルスに感染していたことを知らなかったとコメントしたことで、ドゥンガ監督の主張は混乱を招いた。

 イングランド・プレミアリーグのチェルシー(Chelsea)に所属するルイスは、「そのことについて、僕は何も知らないんだ」と語った。

「ほかのチームメートがどうだったのかはわからない。だけど、僕はそうじゃなかった」

 一方、GKのジェフェルソン(Jefferson de Oliveira Galvao)は、「起床したとき、みんなが発熱や頭痛、体の痛みを訴えていた」と述べ、指揮官の主張を援護した。

 しかし、ジェフェルソンはそれが試合結果に影響を及ぼしたとは思わないとも語っている。