【6月25日 AFP】テニス、ウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2015)シングルスのシード選手が24日、発表され、男子ではノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)、女子ではセレーナ・ウィリアムス(Serena Williams、米国)がそれぞれ第1シードとなった。

 昨年大会(The Championships Wimbledon 2014)覇者のジョコビッチと大会5度の優勝を誇るセレーナは、ともに世界ランキングで首位に立っている。

 ここ最近苦戦が続いているラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)は男子の第10シードとなった。元世界ランク1位で、2008年と10年にタイトルを手にしているナダルだが、近年はオールイングランド・ローンテニス・アンド・クローケー・クラブ(All England Lawn Tennis and Croquet ClubAELTC)で結果を残すことができておらず、過去3年間は2回戦、1回戦、4回戦で大会から姿を消している。

 全仏オープン(French Open 2015)で王座を奪われたナダルは、グラス(芝)コートで行われたメルセデス・カップ(MercedesCup 2015)を制したものの、同じく芝のエイゴン選手権(AEGON Championships 2015)では、初戦でアレクサンドル・ドルゴポロフ(Alexandr Dolgopolov、ウクライナ)に敗れている。

 29日に開幕する本戦で第10シードのナダルは、早ければ4回戦でジョコビッチや7度の優勝を誇るロジャー・フェデラー(Roger Federer、スイス)、2013年覇者のアンディ・マレー(Andy Murray、英国)らのライバルたちと顔を合わせることになる。

 ゲリー・ウェバー・オープン(Gerry Weber Open 2015)で通算8度の優勝を飾ったばかりのフェデラーは第2シード、マレーは第3シードとなっている。

 第4シードのスタン・ワウリンカ(Stan Wawrinka、スイス)に続き、錦織圭(Kei Nishikori)は第5シードに入っている。

 一方女子では、全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2015)と全仏オープンテニス(French Open 2015)に続く四大大会(グランドスラム)3連勝を目指すセレーナに続き、前回覇者のペトラ・クビトバ(Petra Kvitova、チェコ)が第2シードに入った。

 第3シードにはシモナ・ハレプ(Simona Halep、ルーマニア)が続き、2004年大会覇者のマリア・シャラポワ(Maria Sharapova、ロシア)が第4シードとなっている。(c)AFP