【6月2日 AFP】男子テニスの錦織圭(Kei Nishikori)を指導するマイケル・チャン(Michael Chang)コーチは、日本人男子として82年ぶりに全仏オープンテニス(French Open 2015)で8強入りを果たしたという事実を受けても、錦織は、ジョーウィルフリード・ツォンガ(Jo-Wilfried Tsonga、フランス)との試合に落ち着いて臨めるはずだと明言した。

 1989年に全仏オープンのシングルスを制しているチャン氏は、「圭はプレッシャーを感じていない。昨年はけがの影響もあって、早期敗退(1回戦でマーティン・クリザン〈Martin Klizan、スロバキア〉に敗戦)に終わっていた」と語った。

「彼はここで成績を残していないし、何も守るものがないから、勝って当然とも思われていない」

 チャン氏は、ツォンガが唯一勝ち残ったフランス勢だとしても、コート・フィリップ・シャトリエ(Court Philippe-Chatrier)の観客はフェアでいてくれるはずだと考えている。

「観客はジョーの味方になるだろう。でも、フランスの観客はいつでも素晴らしい」

「すべては試合次第だ。フランス人と対戦するのは簡単なことじゃない。それは経験から知っているが、大会を面白くする要素でもある」

「ジョーは素晴らしいテニスをしてくるはずだ。今週それを証明した。でも、圭も非常に良いプレーをしているよ」

(c)AFP