【5月20日 Relaxnews】2018年にオープン予定の「米国オリンピック博物館(United States Olympic Museum)」の完成予想図が公開された。設計は米建築設計事務所、ディラー・スコフィディオ+レンフロ(Diller Scofidio + Renfro)が手掛ける。

 同博物館は米オリンピック委員会本部に近いコロラド(Colorado)州コロラドスプリングズ(Colorado Springs)で、2016年春に着工される。建物の総面積は約5600平方メートル。このうち、約1900平方メートルに展示場や劇場、ギフトショップ、カフェ、放送スタジオなどが入居する。展示は博物館などの展示企画会社、米ギャラガー・アンド・アソシエイツ(Gallagher & Associates)が担当する。

 開館後の展示には、米国の五輪選手とパラリンピック選手の個人の物語に焦点を当てた「卓越への旅(Journey to Excellence)」の他、選手が競技場に入る時に耳にする観客の声援が体験できる「入場行進(Parade of Nations)」、五輪の歴史に残る記録的なパフォーマンスへと誘うインタラクティブ展示「試合(At the Games)」などが予定されている。

 また「科学技術ラボ(Science & Technology Lab)」では、エリート選手が限界を超える助けとなる最先端のスポーツ科学の裏側を紹介。「アスリートのトレーニング(Athlete Training)」では、来館者がアスリート直伝のトレーニングに参加できる。

 同博物館には、これまで米国代表チームが輩出してきた最高峰の選手やコーチたちをたたえる「米国オリンピックの殿堂(US Olympic Hall of Fame)」も収容される。(c)Relaxnews/AFPBB News