【5月12日 AFP】バイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)との欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2014-15)準決勝第2戦を翌日に控え、FCバルセロナ(FC Barcelona)のルイス・エンリケ(Luis Enrique)監督は、第1戦を3-0で制して優位に立っているものの、第2戦では「苦戦」を覚悟している。

 バルセロナは、本拠地カンプ・ノウ(Camp Nou)で行われた6日の第1戦で、リオネル・メッシ(Lionel Messi)が2得点を挙げると、ネイマール(Neymar da Silva Santos Junior)が3点目を追加し、通算8回目のチャンピオンズリーグ決勝進出のチャンスを引き寄せた。

 それでもエンリケ監督は、ジョゼップ・グアルディオラ(Josep Guardiola)監督率いるバイエルンが公式戦4連敗中でありながらも、あらゆる手段に出てくると予想している。

 エンリケ監督は、「われわれは、バイエルン・ミュンヘンの強さを知っている。勝ち進むためには全力を尽くす必要がある」としているが、バルセロナは直近の7試合で一度もゴールを破られていない。

「簡単な試合にはならず、苦戦を強いられるだろう」

「リードを奪うことができれば、われわれにとっては有利だ。しかし、バイエルンには得点力があり、バルセロナ(Barcelona)では手こずらされた」

「相手のホームで、ファンの応援もある。だが、われわれは調子が良いし、チャンスをものにしたい」

「とんでもない結果を許すわけにはいかない。われわれは武器を駆使して敵を倒さなければならない」

 グアルディオラ監督も同日、バルセロナについて「カウンター攻撃が世界一である」と称したが、エンリケ監督は、敵地アリアンツ・アレーナ(Allianz Arena)では、ボールポゼッションを争うことになると予想している。

 エンリケ監督は、「ペップがそう言うなら、賛辞を受け止めておこう。しかしバイエルンと同様に、われわれはボールを維持し、得点チャンスを作り出していきたい」と述べた。

「できる限り第1戦と同じように、全員が攻めて守れる展開にしていきたい。しかし、われわれは勝つことに集中して戦っていかなければならない」

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