【5月8日 AFP】テニス、マドリード・オープン(Mutua Madrid Open 2015)は7日、男子シングルス3回戦が行われ、大会第3シードのラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)は6-2、6-2でイタリアのシモーネ・ボレッリ(Simone Bolelli)を一蹴し、準々決勝に駒を進めた。

 モンテカルロ・マスターズ(Monte-Carlo Rolex Masters 2015)でノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)に敗れ、続くバルセロナ・オープン(Barcelona Open Banc Sabadell 2015)でファビオ・フォニーニ(Fabio Fognini、イタリア)の前に屈したナダルは、今季まだ欧州のクレーコート大会で優勝がない。

 それでも、今大会には世界ランク1位のジョコビッチが出場していないことから、ナダルは優勝候補の筆頭とされており、通算5回目の大会制覇を目指して、8日の準々決勝で第10シードのグリゴール・ディミトロフ(Grigor Dimitrov、ブルガリア)と対戦する。

 同日に第8シードのスタン・ワウリンカ(Stan Wawrinka、スイス)と対戦したディミトロフは、モンテカルロ・マスターズに続き、この対戦カードで連勝を収めた。

 ナダルは、「ディミトロフは非常に完成された選手で、世界屈指のプレーヤーだ」と警戒感をみせ、「この大会で3試合に勝利している。だから、調子を上げてきているだろう。ワウリンカとフォニーニとの試合では良いプレーをしていた」と評した。(c)AFP/Kieran CANNING