【5月5日 AFP】米プロバスケットボール協会(NBA)は4日、14-15レギュラーシーズンの最優秀選手(MVP)を発表し、ゴールデンステイト・ウォリアーズ(Golden State Warriors)のステフェン・カリー(Stephen Curry)が選出された。

 NBAが発表した声明によると、3ポイントシュート成功のシーズン記録保持者であるカリーは、米国とカナダのメディア関係者129人と、インターネットのファン投票で獲得できる1票を合わせた全130票のうち、1位票を100票集めており、合計1198ポイントを獲得した。

 ヒューストン・ロケッツ(Houston Rockets)のジェームス・ハーデン(James Harden)が計936ポイントで2位に、過去に4度MVPに輝いているクリーブランド・キャバリアーズ(Cleveland Cavaliers)のレブロン・ジェームズ(LeBron James)は計552ポイントで3位だった。

 そしてオクラホマシティ・サンダー(Oklahoma City Thunder)のラッセル・ウエストブルック(Russell Westbrook)が4位(352ポイント)、ニューオーリンズ・ペリカンズ(New Orleans Pelicans)のアンソニー・デイビス(Anthony Davis)が5位(203ポイント)となっている。

 ウォリアーズ所属選手がMVPに選出されたのは、フィラデルフィア(Philadelphia)に本拠地を置いていた1959-60シーズンのウィルト・チェンバレン(Wilt Chamberlain)氏以来となり、27歳のカリーで史上2人目となる。

 今季のカリーは1試合平均23.8得点、7.7アシストを記録すると、2.04スティールは自己最高成績となり、ウォリアーズも球団新記録となるレギュラーシーズン67勝を挙げた。

 そして父親もNBA選手だったカリーは、3ポイントシュートを今季286本成功させ、12-13シーズンに自身が樹立したリーグ最多記録272本を更新している。

 カリーの今季のフィールドゴール(FG)成功率は48.7パーセントを記録し、3ポイントシュート成功率は44.3パーセントだった。

 プレーオフでウエスタンカンファレンス第1シードのウォリアーズは、カンファレンス準決勝でメンフィス・グリズリーズ(Memphis Grizzlies)と対戦している。3日に行われた第1戦では、カリーが22得点7アシストを記録し、シリーズ対戦成績を1勝0敗とリードしている。(c)AFP