【4月23日 AFP】男子テニス、バルセロナ・オープン(Barcelona Open Banc Sabadell 2015)は22日、シングルス2回戦が行われ、大会第2シードのラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)は6-3、6-1でニコラス・アルマグロ(Nicolas Almagro、スペイン)に勝利し、3回戦へ進出した。

 アルマグロは昨年大会の準々決勝で、四大大会(グランドスラム)通算14勝のナダルから初勝利を収めると同時に、クレーコート王者の同大会での連勝も41でストップさせていた。

 しかしながら、本調子ではなかった世界123位のアルマグロに対し、最近11試合で10勝を挙げているナダルは難なくストレートで退け、昨年の雪辱を果たした。

 ナダルは23日の3回戦で、リオ・オープン(Rio Open presented by Claro hdtv 2015)準決勝で敗れた第13シードのファビオ・フォニーニ(Fabio Fognini、イタリア)と対戦する。

 そのほかの試合では、世界ランク8位で第3シードのダビド・フェレール(David Ferrer、スペイン)が6-2、6-3でアルベルト・モンタネス(Alberto Montanes、スペイン)を一蹴し、ナダルと対戦する可能性がある準決勝に向けて順当に勝ち進んでいる。

 一方、昨年の全米オープン(The US Open Tennis Championships 2014)覇者で第4シードのマリン・チリッチ(Marin Cilic、クロアチア)は、34歳のビクトル・エストレーリャ・ブルゴス(Victor Estrella Burgos、ドミニカ共和国)に4-6、4-6で敗れており、今季は依然として不振が続いている。

 チリッチは、全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2015)を故障で欠場するなど開幕からつまずいており、先月のマイアミ・オープン(Miami Open 2015)で復帰して以降も、3大会に出場してわずか2勝にとどまっている。

 強力なサーブを武器とするチリッチに対して、世界ランク53位のブルゴスは相手のサーブを4度ブレークし、第14シードのマーティン・クリザン(Martin Klizan、スロバキア)と対戦する3回戦に駒を進めた。(c)AFP