【3月22日 AFP】イエメン南部ラハジ(Lahj)州のアルアナド(Al-Anad)空軍基地に派遣されていた米軍要員が20日夜、治安上の懸念を理由に同基地から退避した。同基地にいるイエメン軍関係者が21日、明らかにした。

 同基地の近くでは20日、国際テロ組織アルカイダ(Al-Qaeda)系の武装勢力と分離独立派などの戦闘員が治安部隊と衝突し、少なくとも29人が死亡していた。

 同基地に配備されて米軍から訓練を受けていたイエメンの対テロ部隊も退避したという。米国の同盟国イエメンは、アルカイダ系武装勢力に対する無人機攻撃のための情報を収集する米国の要員が同基地に展開していることを公表していた。(c)AFP