【3月11日 AFP】イスラム過激派組織「イスラム国(Islamic StateIS)」の掃討作戦を続けている米軍主導の有志国連合は10日、約2週間にわたる作戦の末、シリアとイラクをつなぐISの主要な連絡・補給線を遮断したと発表した。

 有志国連合は声明で、シリア北東部の要衝の町タル・ハミス(Tal Hamis)付近で、空爆の支援を受けた部隊が「ISIL(ISの別称)の抵抗に打ち勝った」と発表。

 今月7日に終わった同作戦により、ISはイラクに戦闘員や物資を移動させるために使用していた複数の主要な交通路へのアクセスを失った他、周辺地域では94の村がISの支配から解放されたという。また有志連合は、ISの「複数の」兵器システムや車両、拠点を破壊したとしている。(c)AFP