【2月24日 AFP】2022年に行われるサッカーW杯カタール大会(2022 World Cup)の開催時期について検討していた国際サッカー連盟(FIFA)の作業部会は24日、暑さの厳しい同国の夏を避け、11月から12月にかけての大会開催を勧告した。

 FIFAのジェローム・バルク(Jerome Valcke)事務局長は、カタールのドーハ(Doha)で行われていた作業部会終了後、「どの案にも賛成と反対があるのは明白だが、これらの協議から導き出された一つの解決策は、2022年は11-12月開催にするということだ」と述べた。

 最終的な決定が下されるのは、3月のFIFAの理事会だが、FIFAは「提案された開催期間は6つの大陸連盟すべての全面的な支持を得ている」と声明で述べた。作業部会はまた大会期間の短縮も提案したという。

 W杯の11-12月開催案については、国内リーグや欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League)と重なる英国やドイツ、スペインら欧州のクラブが強く反発している。一方で、欧州サッカー連盟(UEFA)はすでに冬への開催時期変更を受け入れる方針を表明している。(c)AFP