【12月20日 AFP】国際サッカー連盟(FIFA)のジョセフ・ゼップ・ブラッター(Joseph Sepp Blatter)会長は19日、W杯招致活動における不正疑惑が取りざたされている2022年のW杯カタール大会について、開催地を変更するのは「地震が発生した」場合だけだとの見解を示した。

 理事会で2018年と2022年のW杯招致活動における不正疑惑の調査報告書を公開することを決め、記者会見に臨んだブラッター会長は、「カタールでW杯を開催することを覆すのであれば、地震が起きなければならない」と語った。

 W杯招致活動の不正疑惑では、特にカタールが矢面に立たされているが、カタール側はあらゆる疑惑について強く否定している。

 ドイツ語で記者会見に臨んだブラッター会長は、「われわれには現時点で決定を覆す理由が見当たらない。2つのW杯はカレンダーに組み込まれている。決まっていないのは2022年大会の正式日程だけだ」とコメントした。(c)AFP