【2月26日 Relaxnews】英ロンドン(London)市は、地下鉄の24時間運行を実施する路線をオーバーグラウンド(Overground)やドックランズ・ライト・レイルウェイ(Docklands Rail Railway)をはじめとする市内地下鉄の大部分に拡大する計画を発表した。

 当初の発表では、ロンドン地下鉄のうち、ピカデリー線(Piccadilly Line)、ビクトリア線(Victoria Line)、セントラル線(Central Line)、ジュビリー線(Jubilee Line)、ノーザン線(Northern Line)で週末限定の24時間運行を行うとされていた。

 しかし、ロンドンのボリス・ジョンソン(Boris Johnson)市長とジョージ・オズボーン(George Osborne)英財務相は先週、これをメトロポリタン線(Metropolitan Line)、サークル線(Circle Line)、ディストリクト線(District Line)、ハマースミス&シティー線(Hammersmith & City Line)にも拡大すると発表した。また、2017年にオーバーグラウンドに、2012年までにはドックランズ・ライト・レイルウェイにも同様のサービスが拡大予定だ。さらに地下でWiFiも利用できるようにもなる。

 地下鉄の24時間運行計画は、ロンドン市の人口が2011年の730万人から2030年までに1000万人を突破するとの見通しの下、雇用創出、住宅供給、文化振興、交通の改善(道路補修やバス、自転車専用道路の増設など)を軸とした6か条の経済促進計画の一環。ロンドン地下鉄の週末限定24時間運行は9月12日から開始されることになっている。(c)Relaxnews/AFPBB News