シーホークス指揮官、スーパーボウル史上最悪のプレーコールに生涯悩まされる?
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【2月3日 AFP】米ナショナル・フットボール・リーグ(NFL)のシアトル・シーホークス(Seattle Seahawks)を率いるピート・キャロル(Pete Carroll)ヘッドコーチ(HC)は、スーパーボウル史上最悪と称されるかもしれないプレーコールを決して忘れることはないだろう。
第49回スーパーボウル(Super Bowl XLIX)の試合終了間際に、キャロルHCがマーショーン・リンチ(Marshawn Lynch)のランプレーを断念してエンドゾーン手前でQBラッセル・ウィルソン(Russell Wilson)にパスを投げさせるという首をかしげるような決断を下すと、ファンやNFL関係者は一様に衝撃を受けた。
ニューイングランド・ペイトリオッツ(New England Patriots)の新人マルコム・バトラー(Malcom Butler)がウィルソンのパスをインターセプトして、シーホークスの劇的な逆転勝利が消滅してしまった直後、ソーシャルメディアは一斉に爆発した。
「あんなプレーコールは信じられない!!! #SPEECHLESS(絶句だ)」とツイッター(Twitter)に投稿したのは、NFLで15年間活躍しプロボウルにも合計6回選出された実績を持つテレル・オーウェンズ(Terrell Owens)氏だ。
「ピートは生涯、あのプレーコールに悩まされ続けるだろう!!」
試合を見ていた誰もが感じたように、キャロルHCがなぜ「野獣モード」と形容されるリンチにボールを持たせ、2年連続でリーグ最多のタッチダウンランを記録した実力でがむしゃらにエンドゾーンへ飛び込ませなかったのか理解できなかったのだろう。
元ダラス・カウボーイズ(Dallas Cowboys)のRBエミット・スミス(Emmitt Smith)氏も、「あれは私が目撃した中でアメフト史上最悪のプレーコールだ」とつぶやいた。
元NFL選手で現在は解説者を務めるシャノン・シャープ(Shannon Sharpe)氏は、「場面はまだセカンドダウンで、リンチのランは絶好調。なのに残り3ヤードでパスを選択するなんて、最悪のプレーコールだ。#Awful(ひどいね)」とコメントしている。(c)AFP/Rebecca BRYAN