【2月3日 AFP】米テレビNBCは2日、第49回スーパーボウル(Super Bowl XLIX)の視聴者数が全米で1億1440万人に上り、同国史上最多数を記録したと発表した。

 ニューイングランド・ペイトリオッツ(New England Patriots)が28-24でシアトル・シーホークス(Seattle Seahawks)を下したNFL頂上決戦は、シーホークスがデンバー・ブロンコス(Denver Broncos)に圧勝し、視聴者数で歴代最多記録を樹立した前年より、220万人も多い視聴者を引きつけた。

 NBCスポーツグループ会長のマーク・ラザラス(Mark Lazarus)氏は、「昨夜のペイトリオッツ対シーホークスの試合は、米国史上最高のスポーツイベントにランキングされた」と述べた。

「第49回スーパーボウルは全NBC系列で放送され、改めてスーパーボウルが最も主要かつ安定したテレビ界の財産であるかを証明した」

 ペイトリオッツは、14-24の劣勢から第4クオーターに2本のタッチダウンを決めて逆転すると、試合終了間際にエンドゾーンから1ヤードまで迫ったシーホークスを退けて栄冠をつかみ取った。

 米テレビの歴代視聴者数では、スーパーボウル中継がトップから6位まで占めているのをはじめ、1983年に放送され全米で1億600万人の視聴者数を記録したドラマ『M★A★S★H マッシュ(M*A*S*H)』の最終回を除いて、8位までのうち7つがランキングされている。

 一方、1日の試合は視聴率でも47.5パーセント(シェア71)を記録し、シカゴ・ベアーズ(Chicago Bears)がペイトリオッツを下した1986年の第20回大会以降では最高となった。

 今回の視聴率は、スーパーボウルで歴代4位、米テレビで歴代9位の数字となっており、ケーブルテレビや衛星テレビが普及して、視聴者の選択肢が飛躍的に増加した最近の29年間においては、唯一歴代6位以内に入っている。(c)AFP