【1月10日 AFP】男子ゴルフ、元世界ランク1位のタイガー・ウッズ(Tiger Woods、米国)が9日、今月下旬に開幕するウェイスト・マネジメント・フェニックス・オープン(Waste Management Phoenix Open 2015)に出場することを発表した。

 メジャー通算14勝を誇るウッズは、2001年大会を最後にフェニックス・オープンを欠場し続けており、自身の公式ウェブサイトで「フェニックス(Phoenix)に戻れるのは素晴らしいことだ」とコメントしている。

 ウッズはまた、今月29日から2月1日にかけて行われるフェニックス・オープンに出場したあと、トーリーパインズGC(Torrey Pines Golf Course)で開催されるファーマーズ・インシュアランス・オープン(Farmers Insurance Open 2015)に参戦することを明らかにしている。

 フェニックス・オープンはファンのマナーの悪さや騒々しさで知られており、ウッズはパターを打とうとしていた際にギャラリーからオレンジを投げつけられて以降、長らく同大会に出場していなかった。

 また1999年大会では、銃を持ち込んでいたことがのちに判明した観客からプレーを妨害されたこともある。

 観客から怒号が飛ぶことで有名な同大会では、特にパー3の16番が名物ホールとなっており、ウッズは1997年大会の16番でホールインワンを決めて観衆を沸かせている。

 ジャック・ニクラス(Jack Nicklaus)氏が持つメジャー最多勝利記録の18勝を目指すウッズは先月、フロリダ(Florida)州で行われたヒーロー・ワールドチャレンジ(2014 Hero World Challenge)で腰の故障から4か月ぶりに復帰を果たした。

 先日39歳の誕生日を迎えたウッズは、米ツアー参戦20年目を迎える2015年シーズンでは、これまでとは違う大会に出場する意向を明らかにしていた。

 フェニックス・オープンは、2月1日にTPCスコッツデールGC(TPC Scottsdale)で最終日を迎え、直後には、フェニックス(Phoenix)近郊のグレンデール(Glendale)でNFLの第49回スーパーボウル(Super Bowl XLIX)が行われる予定となっている。

 米カリフォルニア(California)州ラホヤ(La Jolla)にあるトーリーパインズGCで、ウッズはこれまで8回の優勝を飾っており、直近では、2008年に全米オープン選手権(2008 US Open Championship)でメジャータイトルを獲得している。(c)AFP