【12月8日 AFP】男子ゴルフ、ヒーロー・ワールドチャレンジ(2014 Hero World Challenge)は7日、米フロリダ(Florida)州オーランド(Orlando)のアイルワースゴルフ&カントリークラブ(Isleworth Golf & Country Club)で最終日が行われ、タイガー・ウッズ(Tiger Woods、米国)は、通算イーブンパーでハンター・メイハン(Hunter Mahan、米国)と並び最下位に終わった。

 元世界ランク1位のウッズは、4か月ぶりの実戦復帰で力強いスイングをみせ、腰の痛みにも悩まされずに済んだことを喜んだが、本来の調子を取り戻すまでには多くの課題が残されていることを実感した。

「再び勢いを感じられてうれしい」と語ったウッズは、「本調子でボールは打てなかったし、ショートゲームもひどかった。でも、4日間プレーできたし、ボールを思い通りに打てたのは進歩だ」とした。

「ドライバーも力強く打てたし、バンカーショットや刻み方もよかった。そんな風に感じられたのは、本当に久しぶりだよ」

 2日間体調不良に悩まされていたウッズは、初日の前半8ホールで5オーバーに沈み、スイングのやり方を変えたことで最悪のチップショットを見せてしまったものの、久々に痛みを忘れられたことに、明るい未来を見出した。

「いくらか前進した」と語ったウッズは、「4か月ぶりの実戦で、何の問題もなくプレーできたことは、回復が順調であるという何よりの証拠だ」とした。

「試合に出て、また力強いドライバーを打つことができた。スピードも戻ってきたし、飛ばした距離をみる限りいい感じだ」

「ショートゲームに関して、まだクリアすべき課題が多く残っているのは明らかだ。でも、試合で痛みを忘れ、ビクビクしないで思い通りにボールを打てることは、すごい進歩だよ」