【1月8日 AFP】国際自動車連盟(FIA)は、F1ドライバーの資格について、新たなルールを導入。ドライバーは18歳に達していなければならず、より厳格なテストに臨む必要があるとした。

 2016年から適用される新ルールでは、F1のスーパーライセンスを取得するには3年間で必要なポイントを獲得しなければならないとされており、経験の浅いドライバーを厳しく取り締まるような内容となっている。

 2014年には、マックス・フェルスタッペン(Max Verstappen、オランダ)が史上最年少でテスト走行に臨み、17歳のドライバーは、3月15日の15F1開幕戦オーストラリアGP(Australian Grand Prix 2015)からトロ・ロッソ(Toro Rosso)のドライバーを務めることになっている。

 もし、新ルールが今季から適用されていれば、フェルスタッペンはフェルナンド・アロンソ(Fernando Alonso)、セバスチャン・ベッテル(Sebastian Vettel)、ジェンソン・バトン(Jenson Button)、キミ・ライコネン(Kimi Raikkonen)がデビュー戦を待つことを余儀なくされたように、レース参戦が許可されなかった。

 新たなドライバー志望者は、F1マシンで2日間にわたる300キロのテスト走行に臨むことになる。また、F1レギュレーションの試験を受けるほか、F1への登竜門となる選手権に出場し、2シーズンで最低80パーセントのレースをこなす必要がある。

 ドライバーは、下部カテゴリーでスーパーライセンスに必要なポイントを取得することになっており、3年間で40ポイントを獲得すれば同ライセンスが発給される。

 優勝すれば40ポイント以上が与えられるのは、F2選手権(FIA Formula 2 Championship)、GP2シリーズ、欧州F3選手権(FIA European Formula 3 Championship)、FIA世界耐久選手権(FIA World Endurance ChampionshipWEC)、そして米インディカー(IndyCar)シリーズなどとなっている。

 一方、フォーミュラ・ルノー(Formula Renault)シリーズなどの選手権では、ポイントが低くなっている。(c)AFP