【12月20日 AFP】フランス南東部オートサボア(Haute-Savoie)県のスキーリゾートが雪不足のため利用者数の制限に追い込まれている。

 同県アボリア(Avoriaz)のスキーリゾートの観光事務所長によると、雪不足に見舞われたオートサボア地方で現在オープンしているスキー場は標高が約1800メートルと高いアボリアだけではないかという。

 アボリアのスキーリゾートは1日当たり最大1万2000人を受け入れることができるが、混雑を避けるため、雪が降って近隣のスキー場が営業できるようになるまでの間、「スキーパス」を発行して利用者数を制限することになった。

 フランス気象局(Meteo-France)によると、これほどの雪不足は2006年以来だという。フランスの山岳観光振興機関「French Mountains」は今週、フランス全土のスキーリゾート約200か所のうちオープンしているのは40か所だけだと発表した。

 フランスとならび人気のスキー場があるオーストリアやスイスでも、クリスマスの休暇シーズンを前に積雪が待ち望まれている。(c)AFP