【11月23日 AFP】14-15スペイン1部リーグは22日、第12節の試合が行われ、レアル・ソシエダ(Real Sociedad)はデポルティボ・ラ・コルーニャ(Deportivo La Coruna)と0-0で引き分け、デビッド・モイーズ(David Moyes)監督は初陣を勝利で飾ることはできなかった。

 マンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)の元指揮官であるモイーズ監督のソシエダでの初采配は、デポルティボとの下位対決でスコアレスドローという物足りない結果に終わった。

 前半にペースを握ったアウェーのソシエダは、元アーセナル(Arsenal)のストライカー、カルロス・ベラ(Carlos Vela)が特に良い動きを見せたが、ドライブ気味のシュートは相手GKに阻まれ、前半最大のチャンスではシュートを枠に飛ばせなかった。

 後半に入ると、逆に最大のチャンスを作ったのはデポルティボで、試合終了7分前にホセ・ロドリゲス(Jose Rodriguez Martinez)が低いシュートでゴールを狙ったが、ここはGKエニャウト・スビカライ(Enaut Zubikarai)が防ぎ、結局ソシエダは勝ち点1をサンセバスチャン(San Sebastian)へ持ち帰ることになった。

 モイーズ監督は「素晴らしい経験だったし、リーガで初めて指揮を執れてとても満足だ」と話した。

「まだ選手のことも把握しきれていないが、ここに来れてうれしいし、少しずつ良くなっていきたい。勝ちたかったし、選手が頑張っていたので、引き分けに満足はしていない。しかし結果としては妥当と言えるだろう」

 この引き分けで順位を暫定14位に上げたソシエダだが、降格圏との勝ち点差はわずかに1ポイントしか広がらず、デポルティボとともに12試合を終えて勝ち点10としている。(c)AFP