【11月10日 AFP】男子テニス、ATPワールドツアー・ファイナル(ATP World Tour Finals 2014)は9日、英ロンドン(London)のO2アリーナ(O2 Arena)で初日が行われ、大会第2シードのロジャー・フェデラー(Roger Federer、スイス)は6-1、7-6で第7シードのミロス・ラオニッチ(Milos Raonic、カナダ)に勝利した。

 2011年大会(ATP World Tour Finals 2011)で6度目の優勝を飾っている世界ランク2位のフェデラーは、パリ・マスターズ(BNP Paribas Masters 2014)の準々決勝で敗れていたラオニッチを相手に24本のウイナーを決めるなど力強いパフォーマンスをみせ、もう一つのタイトルを獲得する気概を示した。

 23歳のラオニッチは、ウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2014)で準決勝に進出するなど躍進を遂げ、1990年代に生まれた選手として初のツアー・ファイナルでのデビューを飾っている。

 しかし、33歳の今季のフェデラーは年齢を感じさせない調子で、史上最年長選手として、13年連続となる大会出場を果たしている。

 フェデラーは、史上最年長の世界ランク2位以内の選手としてこの一年を締めくくることになるとみられており、ノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)との首位争いで勝利すれば、史上最年長で世界ランク1位としてシーズンを終えるわずかなチャンスも残している。(c)AFP