【11月5日 AFP】電子メールや携帯電話のメッセージに使われる絵文字が近いうちに、より多様となり、人類の色は様々なのだというメッセージを伝えることになりそうだ。

 コンピューター業界コンソーシアム(共同事業体)「ユニコード(Unicode)」は4日、絵文字のより広い選択肢を提案する新たなガイドライン案を発表した。

 ガイドライン案を公表した米グーグル(Google)のマーク・デイビス(Mark Davis)氏と米アップル(Apple)のピーター・エドバーク(Peter Edberg)氏は「世界中の人々が、人間の多様性、特に肌の色の多様性を反映した絵文字を使いたがっている」と語る。

「人や体の一部を表すユニコードの絵文字は包括的であるべきなのだが、黄色やオレンジ色またはシルエットといった包括的(非人間的)な見た目ではなく、起源となった日本の絵文字にならってより明るい色の肌で示されている」

 ガイドライン案が提案する絵文字は皮膚病学で使用されている「フィッツパトリック(Fitzpatrick)スケール」の6色調に基づいているという。

 提案された変更にはユニコードコンソーシアムの承認が必要だが、承認されれば2015年半ばには発効する。(c)AFP