【10月20日 AFP】14NFLは19日、第7週の試合が各地で行われ、デンバー・ブロンコス(Denver Broncos)のQBペイトン・マニング(Peyton Manning)が、サンフランシスコ・フォーティナイナーズ(San Francisco 49ers)戦で通算510本目のタッチダウンパスに成功し、ブレット・ファーヴ(Brett Favre)氏の持つNFL歴代最多記録を更新した。試合は42-17でブロンコスが勝利している。

 マニングは、この試合3本目となる8ヤードのタッチダウンパスをデマリウス・トーマス(Demaryius Thomas)に通し、通算509本で歴史を塗り替えた。

 前週まで通算506本のタッチダウンパスに成功していたマニングは、ブロンコスの最初の攻撃権で、エマニュエル・サンダース(Emmanuel Sanders)に3ヤードのタッチダウンパスを通すと、続く2度目の攻撃権でもウェス・ウェルカー(Wes Welker)に39ヤードのタッチダウンパスを成功させ、ファーヴ氏の記録に並んだ。

 歴代記録に並んだこのタッチダウンは、ビデオ判定となり、ウェルカーがパイロンの外側をかすめてボールをエンドゾーンへ入れたとして、記録が認められた。

 マニングがトーマスにタッチダウンパスを通し、トライフォーポイントにも成功したブロンコスが第2クオーター残り時間3分9秒の場面で21-3とリードすると、観客の盛り上がりは爆発した。

 そして、マニングがサイドラインでチームメートに祝福され笑顔を見せている間に、ブロンコスの本拠地スポーツオーソリティ・フィールド・アット・マイル・ハイ(Sports Authority Field at Mile High)では、「ブロンコスファン、君たちは、たった今歴史の目撃者となった」というアナウンスが流れた。

 通算5度の最優秀選手(MVP)賞に輝くマニングは、首の手術を4度も行う困難を乗り越えて復帰を果たすと、ファーヴ氏よりも56試合少ない通算246試合目で記録を達成した。

 マニングは第3クオーターにも40ヤードのタッチダウンパスをトーマスに通し、その通算記録を510に伸ばしている。

 NFL史上で通算500本以上のタッチダウンパスに成功しているQBは、38歳のマニングとファーヴ氏だけとなっている。(c)AFP