【10月20日 AFP】20日にシンガポールで開幕する女子テニスの今季最終戦、WTAツアー選手権(BNP Paribas WTA Championships - Singapore 2014)で、セレーナ・ウィリアムス(Serena Williams、米国)は、1992年にモニカ・セレシュ(Monica Seles)氏が達成して以来となる、大会3連覇を狙っている。

 2001年と2009年の優勝に加え、2012年大会(TEB BNP Paribas WTA Championships - Istanbul 2012)から2連覇を果たしている世界ランク1位のセレーナは、9月の全米オープン(The US Open Tennis Championships 2014)で通算18回目の四大大会(グランドスラム)制覇を達成しており、優勝候補の大本命として最終戦に臨む。

 セレーナは、18日に組み合わせが決まったシングルスのラウンドロビンで、若手をけん引するシモナ・ハレプ(Simona Halep、ルーマニア)とユージェニー・ブシャール(Eugenie Bouchard、カナダ)、そして、2008年の全仏オープン(French Open 2008)を制したアナ・イワノビッチ(Ana Ivanovic、セルビア)と同じレッドグループに入り、比較的戦いやすい対戦相手となった。

 一方、世界ランク2位のマリア・シャラポワ(Maria Sharapova、ロシア)はホワイトグループに入り、ウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2014)で優勝して以降、波に乗っているペトラ・クビトバ(Petra Kvitova、チェコ)、ポーランドのアニエスカ・ラドワンスカ(Agnieszka Radwanska)、元世界1位のカロリーネ・ボズニアツキ(Caroline Wozniacki、デンマーク)と対戦する。

 セレーナにとって唯一の懸念材料は、中国オープン(China Open 2014)を棄権する原因にもなった、膝の故障となっている。

 それでもセレーナは、準備は整っていると語っている。

「相手が誰であろうと気にせず、自分らしく戦うわ。誰と対戦することになろうとも、現時点で準備は整っています」

「試合が待ちきれません。明日にも試合をしたいです」

 WTAツアー選手権のグループ分けは以下の通り。

レッドグループ:セレーナ・ウィリアムス、シモナ・ハレプ、ユージェニー・ブシャール、アナ・イワノビッチ

ホワイトグループ:マリア・シャラポワ、ペトラ・クビトバ、アニエスカ・ラドワンスカ、カロリーネ・ボズニアツキ

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