【10月14日 AFP】イタリア・セリエAのACミラン(AC Milan)は、所属するミカエル・エシアン(Michael Essien)が、ガーナ代表チームに合流した際、エボラ出血熱に感染していたとされる報道について「断固として否定する」と発表した。

 ガーナでは先週末、エシアンが死のウイルスに感染し、治療を受けたと報道されていた。

 ACミランはこれを受けて声明を出し、「ACミランは、所属選手に対する海外での報道について断固否定する」と述べた。

「そのような報道は、まったく根拠に欠けるものである上に、クラブに所属するいかなる職員も、内容を認めたことは一度もない」

 また、ナイジェリアの複数のメディアは、ACミランの職員が、エシアンのエボラウイルス感染を主張したとの記事を掲載している。

 クラブ側が、報道機関に話した職員は誰もいないと主張している一方で、選手本人も騒動の鎮静化を図るため、写真共有サービスのインスタグラム(Instagram)に親指を立てたポーズの写真を投稿。即座にツイッター(Twitter)で、「僕はとっても元気だし、健康そのもの。僕がエボラに感染したというネット上のうわさは、まったくデタラメだ。いつも通り元気に明日の練習に参加する」とコメントした。

「エボラウイルスは、本当に深刻な問題で、ジョークにしてはならないことだ。こんな記事を書くような人間は、プロとしての資質に欠けるし、無神経だ!」

 報道機関に対し、法廷措置を取ることをフォロワーに促される一方で、エシアンは13日朝に別の意見を投稿した。

「エボラ出血熱の本当の患者さんへ。患者さんとそのご家族に、われわれの思いと祈りをささげる」

(c)AFP