【10月9日 AFP】男子テニス、上海マスターズ(2014 Shanghai Rolex Masters)は8日、シングルス2回戦が行われ、大会第2シードのラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)が3-6、6-7でフェリシアーノ・ロペス(Feliciano Lopez、スペイン)に敗れ、まさかの初戦敗退に終わった。

 初期の虫垂炎と診断されていた世界ランク2位のナダルは、その症状に苦しむ様子は特にみられなかったものの、3か月の長期休養から復帰したばかりからか、世界最強の実力者といえる調子からは程遠かった。

 ナダルは、7月のウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2014)で4回戦敗退を喫して以降、大会出場は今回が2回目となっており、前週の中国オープン(China Open 2014)では予選を勝ち上がった格下の選手に準々決勝で敗れていた。

 この日の試合で、ナダルは第1セットを落としたものの、第2セットでは5-2とリードを奪い、周囲の疑念を一蹴するかにみえた。しかし、世界ランク21位のロペスは反撃を仕掛けてタイブレークに持ち込むと、最初のマッチポイントを制して勝利を収めた。

 ナダルは試合後、体調について問われると、「僕が負けた。フェリのプレーのほうが僕を上回っていたということだ」と語った。

「僕の体調については昨日話しているのだから、改めて述べる必要はない」

(c)AFP/Neil CONNOR