【9月26日 AFP】イスラム教スンニ派(Sunni)過激派組織「イスラム国(Islamic StateIS)」を対象とした米国主導のシリア空爆作戦で、アラブ首長国連邦(UAE)の戦闘機部隊を1人の女性パイロットが率いているという。

 UAEの情報筋によると、この女性パイロットはマリアム・マンスーリ(Mariam al-Mansouri)少佐(35)で、23日の空爆に参加したUAEの「飛行中隊を率いた」。「同盟関係にある西側の将校は、彼女から空中給油要請を受けて驚いていた」という。

 UAE政府は、空爆部隊に女性パイロットがいたかどうかに関して公式なコメントをしていない。

 報道によれば、マンスーリ少佐はUAE初の女性戦闘機パイロット。アブダビ(Abu Dhabi)のハリファ・ビン・ザイド航空学校(Khalifa bin Zayed Air College)を2007年に卒業した、F16戦闘機の熟練パイロットだという。

 マンスーリ少佐は以前、アブダビ・テレビ(Abu Dhabi Television)とのインタビューで、男女平等について「男性も女性も、どんな職業にも従事する権利があり、熱心さと決意とを持って祖国に貢献できる最高の地位を目指す資格がある」と語っていた。(c)AFP