【9月15日 AFP】東レ・パンパシフィック・オープン(Toray Pan Pacific Open 2014)に出場する元世界ランク1位のカロリーネ・ボズニアツキ(Caroline Wozniacki、デンマーク)は、全米オープン(The US Open Tennis Championships 2014)で5年ぶりの四大大会(グランドスラム)準優勝を果たした勢いを、このまま持続したいと意気込んでいる。

 1週間前の全米オープン女子シングルス決勝で、セレーナ・ウィリアムス(Serena Williams、米国)に3-6、3-6の完敗を喫したボズニアツキだが、手応えは感じているようだ。

 ボズニアツキは今年初め、2年間君臨したトップの座を2011年に明け渡してからは最低となる、世界ランク18位を経験した。

 2009年の全米オープン(The US Open Tennis Championships 2009)では、キム・クライシュテルス(Kim Clijsters、ベルギー)に敗れ優勝を逃したボズニアツキは、今大会を終え「今夏は良いプレーができた。たくさんの試合に勝利したわ」と語っていた。

「正しい道を進んでいる気がする」としたボズニアツキは、「だから今年は良い状態で締めくくれるわ。そして来年も良いスタートが切れる」と抱負を述べた。

 ボズニアツキは、最新の世界ランクでトップ10に復帰した。男子ゴルフのロリー・マキロイ(Rory McIlroy、北アイルランド)との破局の直後に行われた全仏オープンテニス(French Open 2014)では初戦敗退を経験したボズニアツキだが、その後の成績を25勝6敗としている。

 強固な守備型のプレーヤーであるボズニアツキは、世界ランク上位8選手のみが出場できる来月のWTAツアー選手権(BNP Paribas WTA Finals Singapore presented by SC Global 2014)出場を視野に入れている。

 2010年に東レ・パンパシフィック・オープンを制したボズニアツキは、アンゲリク・ケルバー(Angelique Kerber、ドイツ)に次ぐ第2シードで参戦する。