死亡事故起こしたスチュワート、復帰戦でクラッシュ
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【9月1日 AFP】米ジョージア(Georgia)州ハンプトン(Hampton)では31日、NASCARスプリントカップ・シリーズ (NASCAR Sprint Cup Series) の「Oral-B USA 500」が行われ、先月のレースで死亡事故を起こしたトニー・スチュワート(Tony Stewart)がクラッシュを起こす事態となった。
先月9日にニューヨーク(New York)郊外で行われたエンパイア・スーパー・スプリンツ(Empire Super Sprints)のレースで、20歳のケビン・ワード・ジュニア(Kevin Ward Jr.)をはねたスチュワートは、予選を12位で通過していたが、31日の決勝を完走することはできなかった。
カイル・ブッシュ(Kyle Busch)のマシンに接触し、壁に衝突しながらも122周目に突入したスチュワートは、172周目で右のフロントタイヤが外れ、再びアトランタ・モーター・スピードウェイ(Atlanta Motor Speedway)の壁に衝突した。
この結果、スチュワートは41位でレースを終えている。
死亡事故について、警察の捜査は続いているものの、スチュワートは罪に問われていない。
キャナンデーグア・モータースポーツ・パーク(Canandaigua Motorsports Park)で行われていたレースの途中、スチュワートのマシンと接触しスピンしたマシンから脱出したワードは、怒りをあらわにしながらコース上に出てスチュワートの車を指さしていた。そこにスチュワートの車が衝突し、ワードの体を数メートル引きずった。ワードの死因は鈍的外傷となっている。
スチュワートは、翌日ワトキンズグレン(Watkins Glen)のワトキンズ・グレン・インターナショナル(Watkins Glen International)で行われた「Cheez-It 355」の出走を見送った。(c)AFP