【8月27日 AFP】国連南スーダン派遣団(UNMISS)は26日、内戦状態が続く南スーダン北部ユニティ(Unity)州で同日、国連の貨物ヘリコプターが墜落し、3人が死亡、1人が負傷したと発表した。

 ヘリが墜落したのは、油田地帯にある州都ベンティウ(Bentiu)から約10キロ離れた地点。現場には既に捜索救助チームが派遣されたという。現場周辺は、約8か月前から続く紛争における激戦地の一つとなっている。

 UNMISSの声明によると、グリニッジ標準時(GMT)の26日午前11時半(日本時間同日午後8時半)ごろ、「ワーウ(Wau)からベンティウに向かっていたヘリとの更新が途絶えた」。墜落の原因は今のところ分かっておらず、「原因究明に向けた調査をできる限り早急に開始する」という。

 周辺地域ではこのところ、政府と反政府勢力の間で激しい戦闘が続いており、ベンティウの街は深刻な被害を受けている。

 エチオピアに滞在中の反政府勢力のスポークスマン、ルル・ルアイ・コアング(Brig Lul Ruai Koang)氏はAFPの取材に対し、ヘリが撃墜された可能性についてコメントを拒否した。(c)AFP/Waakhe Simon WUDU